歯を抜いた後の治癒不全“ドライソケット” 原因や処置にはどんなものがあるの??

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こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『ドライソケットの原因・処置』についてお話ししていきます。
今回は前回に引き続き、ドライソケットについてのお話です。
ドライソケットとは、歯を抜いてできた穴がうまく治癒せずに骨がむき出しの状態になり、骨が炎症を起こしてしまう状態をいいます。
こうなってしまうと、痛みが長続きしてしまい治癒までに時間がかかってしまいます。
さて、ドライソケットの原因にはどのようなものがあり、処置はどうすればよいのでしょうか?

目次

ドライソケットの原因にはどんなものがあるの?

ドライソケットの原因にはいろいろなものがあります。
患者さん側の原因もあれば、われわら歯医者側の原因もあります。

患者さん側の原因として考えられるもの

・高齢での抜歯
・抜いた歯の部分の炎症が強い
・喫煙
・歯を抜いた後の過度なうがい
・骨が硬かったり、厚みが強いことが原因で出血が起こりにくく、血餅ができなかった
などが原因として考えられます。

歯医者側の原因として考えられるもの

抜歯の難易度が高く、歯を抜く過程で、骨を削る量が多かったり、処置が長時間かかることが原因となります。
歯の根っこがタコさんウインナーのように曲がってしまっていたり、根っこの先がボコッと膨らんでいる場合、歯の周りの骨が硬い場合、歯と骨がゆ着してしまっている場合には、骨を削る必要が出てきます。そのような場合は、ドライソケットを起こす可能性が高くなりやすいのです。

ドライソケットになったときの処置とは??

ドライソケットになってしまうと強い痛みが出ます。また、骨がむき出しになっている穴の部分に食べ物のカスが詰まってしまいます。
ですので、回復を促すためには

①鎮痛剤によって痛みを和らげる。
②傷口を刺激しないようにする。
③歯を抜いてできた穴に食べ物のカスがつまらないようにきれいに保つことが重要になってきます。

以前はドライソケットの治療として、骨を削って出血させて治癒を促すという方法もありましたが、現在はあまり行われません。
歯を抜いてできた穴をしっかりと消毒し、塗り薬を塗ることで炎症・痛みを和らげる方法もあります。

今回は前回に引き続き、ドライソケットについてお話しさせていただきました。
これは歯を抜くことで起こる可能性のあるリスクの1つです。
もし、歯を抜いて痛みが取れない・・・などの不快な症状がある方は一度いらしてください。
どんな些細なことでも構いませんので、お困りのことがございましたらご相談くださいね!

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