こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『歯の本数の異常』についてお話ししていきます。
歯の本数はみんな同じじゃないの?と思われがちですが、1本歯が多かったり、逆に1本歯が少なかったりという方は多いです。
“親知らずが4本ともない”というのも同様です。
異常なことのように感じがちですが、意外にも身近で起こりやすいのです。
目次
歯の本数が少ない。どこの歯が欠如することが多い??
歯の欠如には1本のものから多数の欠損まであります。
頻度としてはとても少ないのですが、子どもの歯でもある乳歯でも歯の数の異常は起こる可能性があります。
大人の歯である永久歯でも歯の数の異常は起こり、乳歯よりは頻度が高いです。
一番手前の前歯から奥歯に向かって順に1、2、3、4、5、6、7、8(親知らず)と歯を呼びます。
2、5、8(親知らず)が先天的に欠如していることが多いようですが、その他の歯でも欠如している可能性があります。
永久歯の先天的な欠如による悪影響とは?
親知らず以外の永久歯では先天的に欠如しているとで悪影響が出てきます。
乳歯の下に永久歯がない場合、生え代わりが起こりません。
ですので、その乳歯とずーっと付き合っていく必要があります。
ただ、残念ながら乳歯は永久歯と比べるともろく、自然に歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯の本数が多い。どこに見られることが多い??
先ほどとは真逆ですが、過剰に歯が存在する“過剰歯(かじょうし)”というものが存在します。
歯の形はさまざまで、正常の歯と同じような形のものから、細く・小さい歯のこともあります。
この過剰歯が存在することが多いのは上の前歯の間が多いです。このほとんどが骨の中に埋まったままの状態で本人も気がつかないことが多いのです。
歯医者でレントゲン写真を撮ったときに発見されることが多いのです。
生えようとする向きもさまざまで、通常の歯と逆向きに生えようとしている歯もあります。
本当に不思議ですよね・・・
この過剰歯を抜こうとする場合は、口腔外科の先生に依頼をする必要があります。
今回の歯の豆知識ブログでは“歯の本数の異常”についてお話ししていきました。
歯の本数の変化によって困ったことが起こるようではいけませんが、そのようなことが無ければご自身でも気がつかないことがほとんどです。
実は、私も生まれつき歯が1本ありませんが歯科大学で勉強中に歯がないことを知りました。ご飯を食べにくいなどと感じたこともありませんし、見た目的に気になるなんてことも私はありませんでした。
ですので、異常というよりは“個性”だと私は思います。
もし、不安なことがあったり、気になることがございましたら一度ご相談くださいね。