親知らずを抜く場合に起こる可能性のあることや注意点にはどんなものがあるの??

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こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『親知らずを抜いたとき、抜いたあとの注意点について』お話していきます。
親知らずでも上の歯か下の歯かでも違ってきますし、横向きに生えていたり、頭がほとんど出ていない状態であったり・・・その状態ごとで注意点が異なる部分があります。
今回は、親知らずを抜く時に最も注意するべきポイントをお話していきます!!

親知らずを抜くとき、抜いたあとの注意点について

目次

上の親知らずを抜く場合に起こる可能性のあることや注意点

上の親知らずを抜いていく場合に一番注意が必要なことは“副鼻腔との位置関係”です。
副鼻腔とは鼻の穴の奥にある空洞部分のことを指します。
実は、上の親知らずの根っこの先が、この副鼻腔というもののすぐ近くにあることがあるのです。
親知らずの頭が少ししか出ていない場合や、親知らずの根っこが長い場合には特に注意が必要になります。

★親知らずと副鼻腔の位置関係が近い、または接している場合に起こる可能性があることとは?

①親知らずを抜いたことで、抜いて出来た穴と副鼻腔がつながってしまう可能性。

それによって、お口の中と鼻の穴がつながってしまいお口に水を含んでグッと圧をかけると鼻から水が出てしまうようになります。
他にも、鼻血や蓄膿症の原因になります。
一生治らないわけではありませんが、自然に治るまでにも1か月近くかかります。

②歯を副鼻腔の中に押し込んでしまう可能性。

歯が副鼻腔の中に落ちてしまう可能性もあります。
この場合は外科処置によって取り除く必要がありますが、専門の先生に依頼をする必要があります。

下の親知らずを抜く場合に起こる可能性のあることや注意点

下の親知らずを抜く際に一番注意することは“神経との位置関係”です。
親知らずの生え方によっては根っこの近くに『下歯槽神経』や『舌神経』と言われる神経があります。
親知らずを抜く過程で、これらの神経を傷つけてしまう可能性があります。
神経の損傷具合にもよりますが、数ヶ月単位でしびれが残ってしまうこともあります。場合によっては、一生完治しないこともありえます。
こういったリスクを把握した上で歯を抜く・抜かないの選択をする必要があると思います。

★下歯槽神経が傷ついてしまうと起こることとは?

この神経は下あごの骨の中にある神経です。
この神経に傷がついてしまうと、ほっぺたや唇のしびれが残ってしまう可能性があります。
この、しびれとは麻酔をした後のしびれに近いと思います。

★舌神経が傷ついてしまうと起こることとは?

この神経は名前のとおりで舌の神経です。
この神経が傷つくことで、ベロの先端部分のしびれがおこる可能性があります。

親知らずを抜く際には、この他にも起こる可能性のある事項があります。

当院では、患者さまが少しでも安心して治療を受けられるように事前にしっかりとした説明を心掛けております!
その他、ご不明な点がございましたらその都度お申し出ください。

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