みなさんは意識したことがありますか? 普段のベロ(舌)のポジショニングについて

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こんにちは!江南市の寺沢歯科医院です!

今回の歯の豆知識ブログは『ベロ(舌)のポジショニング』についてです。
「言われるまでベロの位置なんて意識したことがなかった!!」という声が聞こえてきそうですね。
一度、ご自身の舌が普段どの位置にあるか確認してみてくださいね。

目次

~低位舌(ていいぜつ)について~

ベロは筋肉の塊です。もともとの癖もあるかもしれませんが、筋肉の衰えや未発達によってベロの位置がどんどん下がってくる場合があります。
これを低位舌(ていいぜつ)といいます。
この低位舌というもの、見ていると結構多くの方がなっているように思います。
低位舌になるとどのようなことが起こりやすくなるのでしょうか?まずはそれらを説明させていただきます。

低位舌になると起こることとは?

低位舌の場合、食べ物を飲み込むときにベロで前歯を後ろから押し出してしまいます。そのような力が加わり続けることで上下の出っ歯を誘発してしまいます。
他にも、口呼吸の原因になってしまったり、食べ物を飲み込む時に空気を一緒に巻き込んで飲み込みやすくなります。空気を一緒に飲み込むことでゲップやおならが出やすくなります。これを呑気症(どんきしょう)といいます。
他には、ベロの上側には舌苔(ぜったい)という、汚れが付着します。ベロの位置が下がることでこれが付着しやすくなります。

これだけではありません、お子さまのお口の中にも悪影響を及ぼします。
ベロの位置が下がることで上あごへの刺激が弱くなり、上あごの骨がうまく成長しません。
そうすると、大人の歯に生え変わった時に歯並びが悪くなってしまう可能性が高くなってしまうのです。
ベロの筋力の低下により、滑舌が悪くなってしまい発音がうまくできなくなることも考えられます。

以上に述べたように、ベロの筋力が低下し、ベロが低い位置にあると私たちの体にとって良いことが全くありません・・・

そもそもどの位置にベロがあればいいのでしょうか?

そもそも、口の中でベロはどの位置にあればいいのか?ですが、ベロの全体が上あごにべったりと付いている状態が望ましいです!

おそらく、一番多いのは「ベロが上あごに触れていない状態で、前歯の後ろ側にあり軽く触れている状態」ではないでしょうか?
無意識下でのことですので、改善するのは簡単なことではないかもしれません。
ですが、少しでもベロの普段のポジショニングに意識を向け、ベロが下がっていたら上あごにくっつける練習をしてみてはいかがでしょうか??

まとめ

お口の中でのベロの位置が低くなってくると、出っ歯、口呼吸、呑気症(ゲップやおならが多く出る原因)、ベロの汚れ、お子さまの上あごの発育不全による歯並びの悪化、滑舌が悪くなる・・・などの原因になります。

ベロの正しいポジショニングはベロ全体が上あごにべったりと付いている状態です。

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