歯科医が教えるキシリトールによる虫歯予防について

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こんにちは!江南市の寺沢歯科医院です。
今回の歯の豆知識ブログは『キシリトール』についてです。

みなさんはキシリトールという言葉を聞いたことはありますか?
CMなどでもよく耳にする言葉だと思います。今回はこの「キシリトール」についてお話していきます!!

目次

キシリトールとは?

キシリトールとはどのような甘味料なのかというと、白樺などの樺の木から抽出した『ザイロン』という成分を原料とした、天然由来の甘味料です。人に安全な食べ物です。
キシリトールは虫歯の原因にならないだけでなく、虫歯の発生を防ぎます。
しかし、摂取しすぎるとお腹を下してしまうことがありますのでご注意ください。

キシリトールの効果とは??

★虫歯の原因にならない

キシリトールは口の中で「酸」を全くつくりません。この「酸」によって歯が溶かされてしまうことを虫歯といいます。
このキシリトールは酸の中和を促進する働きも持っています。
だ液も出やすくなるなど口の中を虫歯になりにくい状態に保ってくれます。

★虫歯の発生、進行を防ぐ

虫歯の原因となるプラークがつきにくくはがれやすくし、歯の再石灰化を促進します。
さらにキシリトールは虫歯の大きな原因とされるミュータンス菌の活動を弱める働きを持っています。
この虫歯の原因菌への働きは他の甘味料には見られない、キシリトールだけの効果です。
フッ素と一緒に普段の虫歯予防にキシリトールを加えることで大きな効果を発揮します。

キシリトールの使用方法

★虫歯予防に有効な菓子

・キシリトール入りチューイングガム
・キシリトールタブレット

★表示の確認

・シュガーレス
・キシリトール50%以上含有

キシリトールの摂取方法

キシリトールガムの場合

・1日1粒を3回
・毎食後10~20分噛み、これを3ヶ月以上続けると効果的です!
(噛み始めの唾液は口の中に残しましょう。キシリトールガムの噛み始めのだ液は、できるだけ長くお口の中に残しておいたほうがいいのです。キシリトールの成分は噛み始めの時に多く出ます。噛み始めのだ液を、お口の中に長くとどまらせると、虫歯の原因菌に浸透しやすくなり、虫歯予防の効果が上がります。)

キシリトールタブレットの場合

・1日3粒を7回
・5分間舐め、3ヶ月以上は続けると効果的です!

※食後30分以内に摂取するとより効果的です!虫歯菌は糖やたんぱく質を餌に酸を出し、歯を溶かします。虫歯菌はキシリトールを餌と間違いして取り込むと、歯を溶かす酸を出すことができなくなります。キシリトールを早めに摂取する方が虫歯予防に効果的です。

キシリトールを上手に使いましょう!

お口の健康を保つために重要なこと
①ハミガキとフロス
②フッ素入りハミガキ粉
③正しい食生活
④定期的な歯科検診

これらにプラスしてキシリトールという新習慣を取り入れてみませんか?
キシリトールを摂取することで歯の質が高まり、虫歯になりにくくなります!

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