ハミガキ粉 どの成分が何に効果があるの??(中編)

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こんにちは!!江南市の寺沢歯科医院です!
今回の歯の豆知識ブログは前回に引き続き『ハミガキ粉の成分』についてです。
内容は前回の続きとなります。知覚過敏、ホワイトニングのための成分とは??
についてお話していきます。

③知覚過敏対策のためにはハミガキ粉にどんな成分が入っていると効果があるのか??

知覚過敏症とは、ハブラシの力が強すぎてしまい歯ぐきや歯の表面が削れてしまうことが原因で起こることが多い歯の知覚過敏症状(冷たい水がしみるなど)です。これをブロックする薬剤が含まれていると知覚過敏に有効です。
※原因としては、ハブラシの力が強すぎることで起こることが多いので、予防効果のあるハミガキ粉を使っていてもブラッシングの力が強いままだと効果が弱いです。

・知覚鈍麻剤
露出した歯の表面から、歯の神経に通じる神経の伝達をブロックすることで知覚鈍麻の効果が期待できます。
  硝酸カリウム
・象牙細管封鎖剤
知覚鈍麻剤とは違い、歯の表面から歯の神経に通じる管を薬でブロックすることで、外部からの刺激を遮断する効果を期待します。
  乳酸アルミニウム

これ以外にも、歯周病からくる知覚過敏症状もあります。
歯周病によって歯ぐきの位置が下がってしまい、歯の根っこ部分が露出してしまい知覚過敏症状があらわれる場合もあります。
このような場合は知覚鈍麻剤や象牙細管封鎖剤の他に、歯周病に効果のある成分も含まれているとより効果があります!!

プラスで以下の成分が含まれていると効果的です。(細かい内容は前回のブログを参照にしてください
・殺菌剤(IPMP、CHX、TC、CPC、LSSなど)
・消炎剤(β‐グリチルレチン酸、ε‐アミノカプロン酸など)
・血行促進剤
・細胞賦活剤
・止血剤
・収れん剤

④美白・ホワイトニングのためにはハミガキ粉にどんな成分が入っていると効果があるのか??

歯をキレイに保つためにはどのような成分が含まれていると効果があるのでしょうか??
外から付着したステイン(色素)を化学的にはがし、浮き上がらせ、さらに微粒子の研磨剤で歯の表面をキレイにみがいていきましょう。

・ステイン除去剤
  ポリリン酸ナトリウム・・・歯石が付着するのを予防する効果もあります。
  ピロリン酸ナトリウム・・・歯石が付着するのを予防する効果もあります。
  ポリエチレングリコール(PEG)・・・タバコのヤニを溶かす作用が含まれています。
・歯質強化剤
  フッ化ナトリウム
  モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)
・清掃剤
  無水ケイ素(シリカ)
  水酸化アルミニウム
  リン酸水素カルシウム
  炭酸カルシウム
  ゼオライト

今回の歯の豆知識ブログでは、知覚過敏症対策、ホワイトニングに効果のあるハミガキ粉の成分について細かくお話をさせていただきました!
みなさんのハミガキ粉選びに少しでもお役に立てると嬉しいです!!
引き続き、次回もハミガキ粉の成分についてお話していきますね。

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