虫歯の菌に感染しはじめる時期とは? 大切なお子さまのお口の中を守るために注意すべきこととは?

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みなさん、虫歯が感染症であることはご存知でしたか?
虫歯の発生には細菌であるミュータンスレンサ球菌がお口の中に定着することが大きく関わっていることが明らかになっています。
実はこの虫歯の原因菌・ミュータンスレンサ球菌がお口の中に定着する時期、しやすい時期があるのです。これを知っておくことで、少しでも大切なお子さまが虫歯に脅かされるリスクを下げることが可能になります!!

目次

虫歯菌がお口の中に定着し始める時期とは?

実はお子さまの歯が生え始める前である、約生後6か月頃まではミュータンスレンサ球菌の定着が見られません。
6か月頃から歯が生え始めることが多いのですが、その頃からどんどんミュータンス連鎖球菌がお口の中に定着し始めます。

虫歯菌の定着が集中する時期がある!?

6か月を過ぎてくるとどんどんお子さんの歯が生えそろってきます。
だいたい3歳頃にはこどもの歯である乳歯が20本生えそろいます。
この時期の中でも、歯の本数が10本を越えて奥歯が生え始めてくると、虫歯菌の定着が急激に増えます。この時期は11か月~3歳頃になり、この時期は【感染の窓】と呼ばれお子さまの虫歯菌定着に関わるとても大切な時期であると言えます。

この時期に虫歯菌が定着しやすい理由として考えられているものは4つあります。

①生える歯の本数が増えることで、虫歯菌の付着する面積が増えること
②複雑な形をしている奥歯がどんどん生えてくること
③3食と間食がはじまり、虫歯菌のえさである砂糖が入っている食品摂取の機会が増えること
④お口の中にいる細菌の種類が他に少ないこと

これらが考えられている理由です。

お母さんのお口の中の環境もお子さんのお口の中の環境に関係している?!

不思議なことにお子さんのお口の中の環境と、お母さんのお口の中の環境には相関関係があります。
お母さんのお口の中に虫歯菌が多く存在していると、お子さんの虫歯リスクが高まっていしまうのです。
もちろん、お父さんや家族以外の保育所などからも虫歯菌をもらってくることはありますが割合としてお母さんからのことが多いのです。

この虫歯菌の伝播はつばを介することで行われます。
直接の口移しや、食べ物の噛み与えだけではなくスプーンなどの食器を共有することでも起こります。
日々のお子さまのお世話が大変だと思いますが、食器を共有しないなどの配慮をすることで、大切なお子さまを虫歯菌から守ることができます。
無理のない範囲で試してみてはいかがでしょうか?

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