こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『乳歯と重なるように歯が出てきた場合』についてお話ししていきます。
今回の内容は前回に引き続いて、歯の生え代わりに関して不安に思うこと、ギモンについてです!
乳歯の内側から歯が出てきてしまったら?どうすればいいの??
そもそものお話からしていきます。
歯の交換は乳歯の下から永久歯が生えてくることで起こります。
永久歯がどんどん伸びてくることによって、乳歯の歯の根っことぶつかります。
ぶつかることで、乳歯の根っこがどんどん溶かされてくるのです。
これが進むことで、乳歯の根っこが溶けてなくなり揺れが強くなって生え代わる。というのが歯の交換の流れです。
また、前歯の場合、上の歯と下の歯でも若干違います。
上の歯は乳歯の真下から永久歯が頭を出すことが多いです。
下の歯は乳歯に対してベロ(舌)側から永久歯が生えてくる傾向が強いです。少しベロ側から永久歯が頭を出して、斜めに進みながら乳歯の根っこを溶かしていくのです。
例えるならば、上の歯はエレベーターのように真下から、下の歯はエスカレーターのように歯に沿って上っていくようなイメージです。
状態によっても処置は変わると思います。
例えば、下の前歯でのことだとします。
歯の交換に必要なスペースが確保できる状態なのであれば、内側から永久歯が出てきてもエスカレーター方式で少しずつ前に進みながら乳歯の根っこを溶かしてくれる可能性が高いのです。気になる場合は乳歯を抜いてしまって良いでしょうし、抜かずに様子をみていくことも間違いではありません。
ですが、歯の生え代わりに必要なスペースがない状態であれば自然に歯の交換を期待することは難しいと思いますので乳歯を抜いた上で矯正治療を検討した方が良いかもしれません。
状態によっても処置の内容が変わる可能性がありますので、気になる方は一度ご相談ください。
今回の歯の豆知識ブログでは、乳歯が重なるように生えてきた場合どうすればいいの?というギモンについてお話ししていきました。
歯が重なった状態は清掃しにくい状態になってしまいますので、ブラッシングが難しい場合は積極的に乳歯を抜いていく方が今後のことを考えると良いかもしれません。
ですが、強制ではありませんので気になる症状がございましたら一度相談にいらしてくださいね!