こんにちは!!江南市にある寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『歯を失ったままにしておくことで起こること』についてお話していきます。
歯が抜けた状態で長期間放置することで問題が起きてきます。今回はその問題について細かくお話していきます!
目次
歯が抜けたままになっていると起こる変化とは??
みなさんは歯を失ったままにしておいても歯は動くことはないと思っていませんか??
ですが、実は歯は動くのです!
びっくりですよね・・・
スペースがあると歯はそのスペースを埋めようとして少しずつ動いていくのです。
動き方にもパターンがありますので、それらをお話していきます。
動き方のパターン
①歯の抜けたスペースに向かって歯が倒れてくるパターン
例えばですが、上の前歯が1本抜けたとします。
そうすると、抜けた歯の両隣の歯が、抜けて出来たスペースを埋めようと倒れてきます。
②歯の抜けたスペースに向かって歯が伸びてくるパターン
先ほどと同じく、上の前歯が1本抜けたとします。
そうすると、上の前歯とかみ合っている下の前歯が上の歯のスペースを埋めようとどんどん伸びてきます。
また、歯は伸びようとする際に、根っこの周りのあごの骨ごとどんどん伸びてきます。
以上のように歯が抜けてできたスペースが放置されていると、歯はスペースを埋めようとしてどんどん動いてきます。
歯を失ったまま放っておくとどんな悪影響があるのでしょうか??
では、歯が動くことを放置するとどんな悪影響が出るのでしょうか?
見た目が悪くなる。
これはみなさん想像できることだと思います。
歯並びがガチャガチャになってしまうために、審美性が欠けてしまいます。
ハブラシが難しくなる。
歯が伸びたり・倒れたりすることで歯並びが悪くなり、ブラッシングがしにくくなります。
発音がしにくくなる。
空気が抜けやすくなるため、発音がしにくくなります。
かみ合わせが大きく変化するために、周りの歯に負担がかかるようになります。
この問題が一番やっかいかもしれません・・・
歯並びが大きく変化することで、通常ではかからないような力が歯に加わるようになります。
そうすると、スペースに向かって大きく移動した歯が大きなダメージを受けやすくなります。歯を大きく揺さぶり、歯を破壊するような力が掛かるようになってしまうのです・・・
結果的に早期に歯を失うことにつながっていく可能性が高いです。
まとめ
今回は歯を失ってしまった場合に、そのまま放置することで後々大きな悪影響が出る!という内容をお話していきました。
歯は、美味しく食事をとるために欠かせない存在です。
歯を失ってしまうと美味しく食事をすることができなくなってしまいます。
そうならないためにも、定期的な歯の検診をおすすめしております!