こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『唾液腺(だえきせん)マッサージ』についてお話ししていきます。
以前の歯の豆知識ブログでも簡単にご紹介させていただいたのですが、ドライマウスとはだ液の量が減ることによってお口の中が乾燥しやすくなる現象をいいます。
それによって虫歯、歯周病、ベロの痛みなどの弊害が起こりやすくなります。
そんなドライマウスの対処法の1つに“唾液腺マッサージ”というものがあります。
今回はそんな唾液腺マッサージの方法についてお話ししていきます。
目次
唾液腺って何なの??
唾液腺とは唾液(つば)をお口の中に出すための組織です。
大唾液腺と小唾液腺とに分かれていますが、全体の約95%は大唾液腺から作られます。
大唾液腺には3つあります。
①耳下腺(じかせん)
②顎下腺(がっかせん)
③舌下腺(ぜっかせん)
の3つです。耳、顎(あご)、舌(ベロ)と名前にあるとおり、その近辺に唾液腺があります。
※厚労省のホームページより転載
唾液にもさらさらのものと、ねばねばしたものと2つあります。
さらさらした唾液を作ることができるのは耳下腺です。
ねばねばした唾液を作ることができるのは顎下腺と舌下腺です。
傾向として、年齢を重ねていくに従ってさらさらした唾液がどんどん減っていきます。
唾液腺マッサージの方法とは??
前置きが長くなりましたが、ここから唾液腺マッサージの方法についてお話ししていきます。
マッサージを行う際は力を入れすぎないように注意してくださいね。
①耳下腺のマッサージ
軽く握りこぶしを作り、人差し指~小指の第二関節で上の奥歯のあたり(耳の斜め前方)を円を描くようにマッサージします。
これを10回行います。
※厚労省のホームページより転載
②顎下腺のマッサージ
親指で顎の骨の内側の柔らかい部分(リンパがあるあたり)を軽く押します。
その際は耳の下から顎の下まで移動しながら押していきましょう。
これを5回行います。
※厚労省のホームページより転載
③ 舌下腺のマッサージ
両手の親指であごの下側をベロの真下あたりのから上にぐーっと押します。
これを10回行います。
※厚労省のホームページより転載
これらのマッサージを毎日行うことで唾液の分泌量を増やし、ドライマウス対策をしましょう!
今回の歯の豆知識ブログでは“唾液腺マッサージ”についてお話ししていきました。
今回の内容は厚生労働省のホームページを参考にして作らせていただきました。
唾液の中にはお口の中を保護するさまざまな機能があります。
その唾液の量が減ってしまうことは、お口の外からのウイルス等の侵入に対する抵抗力も弱くなることを意味します。
歯を守るだけでなく、身体全体を守る力をもつ唾液。
そんな唾液の分泌量を増やすためにも、みなさんも唾液腺マッサージを行ってみてくださいね!