こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です。
今回の歯の豆知識ブログの内容は『噛み噛み健康法』についてお話ししていきます。
皆さんはお食事の際に、一口を何回くらい噛んでいるでしょうか?
意識している方は少ないのではないでしょうか?
でも実は、食事中の噛む回数を意識して増やして食事することでいろいろな『いいこと』が起こるのです。
◎よく食べ物を噛むことで、食べ物が消化され、栄養が吸収されやすくなります。
同じ量の食べ物を食べても、よく噛んで食事をしている場合と、あまり噛まずに食事をしている場合とでは栄養の吸収のされ方が違ってくるのです。
また、たくさん噛むことで満腹感も得られやすいのです。そのため、少ない食料でもより多くの栄養を吸収することができます。
これによって、生活習慣病(肥満)の予防にもなります。
よく噛むだけでなく
①本当に空腹感のわいたタイミングでのみ食事を摂る
②新鮮なものをシンプルに調理して食べる(やわらかく過ぎない状態)
③ゆっくりと、味わいながら食事を摂る
以上のことがとても大切です。
アメリカの実業家でフレッチャーという方がいました。
この方は大変な美食家でごちそうばかりを食べていました。
170cmで体重は100kg近くあり、ウエストは150cmもあったそうです。
40歳の時に生命保険に加入しようとしたのですが、審査が通らなかったようです。
そこで食事方法を『1口30回噛む』ということを実践した結果、体重、ウエストともに減り、保険に加入することができたそうです。
痩せただけでなく、体力と持久力もついたのだそうです。
この結果は、大人・子ども関係ありません。
お子さんに関してはよく噛むお子さんは、噛まずに食事を摂るお子さんと比べると『身長、座高、体重、胸囲が増加しやすい』のです。それだけでなく、『知能指数も高くなる』のです。授業中の疲労度合いもこの2組で異なります。よく噛むお子さんは午後の授業でもほとんど疲れませんが、よく噛まないで食事を摂るお子さんは疲れやすいのです。
本当に目からうろこのような情報ですよね!
よくものを噛むために
よくものを噛むためには、健康な『歯』が必要不可欠になってきます。
むし歯で歯が痛い状態であったり、大きく歯が欠けてしまっている状態ではよく噛んで食事を摂ろうとしてもそれができない状態にあります。
ですので、定期的なお口の中のチェックやむし歯の治療はとても大切になってきます!
みなさんもよく噛んで、健康な身体を手に入れましょう!!
参考文献 世界最強の歯科保健指導上巻 著岡崎好秀