歯はいくつかの硬い組織からできているって知っていますか?

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歯や歯の周りの構造について

こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『歯と歯の周りの構造』についてお話していきます!!

ご存知ない方が多いと思いますが、歯は硬さの異なるいくつかの硬い組織からできています。

どうなっているの?歯の構造

歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄という組織でできています。
それぞれどういったものなのか見ていきましょう。

①エナメル質

エナメル質とは、歯ぐきよりも上の部分で透明感が強い部分です。
このエナメル質という部分はとても硬く、人間の体の中で一番硬い組織にあたります。
なんと、骨よりも硬いのです!!
また、エナメル質は痛覚がありませんので削れても痛みはありません。

②象牙質

象牙質はエナメル質よりも一層内側にある部分です。
エナメル質よりも柔らかい部分になります。
歯の中の神経部分に通ずる細い管(象牙細管)を持っています。

③セメント質

セメント質は歯の根っこの表面をおおっている部分です。
加齢や、歯に加わる刺激によってどんどん厚みを増していくことがあります。
ちなみにですが、高齢になって歯を抜く際には、このセメント質という根っこの部分が大きくなってしまい引っかかって抜けづらくなることが多いです。

④歯髄

歯髄とは、いわゆる歯の神経です。
神経以外にも、血管などが通っています。
これによって歯に栄養分を行き渡らせています。歯の寿命に関わるとても重要な組織です。
歯の神経を抜いてしまうと、極端に耐久性が落ちてしまい割れやすくなってしまいます。
そのため、歯の神経を守る治療がとても大切です!!

どうなってるの?歯の周りの構造

歯の周りの組織としては、骨や歯ぐきなどがあります。
大きな役割としては歯を支えるという働きがあり、

①歯根膜(しこんまく)

歯根膜とは歯の根っこと、骨を結びつける薄い膜です。
役割としては物をかんだ時の衝撃を和らげるクッション材の働きがあります。

②歯槽骨(しそうこつ)

歯槽骨とは、歯の周りにあるあごの骨を指します。
歯を支える大切な役割を持っています。

③歯肉(しにく)

歯肉とは、いわゆる歯ぐきです。
歯周病などのさまざまな病気の症状があらわれる組織です。

今回は歯の構造について細かくお話していきました!
歯が何層かに分かれていたりと、意外と知らないこともあったのではないでしょうか??
歯の組織にはそれぞれ役割があり、どれもとても大切です。
歯を守るためには虫歯や歯周病になってからの治療ではなく早めの予防が欠かせません!!
少しでも皆さまのお口の健康を守るお手伝いをさせていただけたらと思いますので、お困りのことがありましたらご相談下さい!

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