こんにちは!!江南市の寺沢歯科医院です!
今回の歯の豆知識ブログは前回に引き続き『ハミガキ粉の成分』について細かくお話していきます!
今回ご紹介する内容は口臭予防に有効なハミガキ粉の成分についてです。
そもそも口のニオイの正体とは??
口臭には色々な原因がありますので、内蔵系や、蓄膿症(鼻炎など)などが原因のものや心因性のものには効果はありません。
口臭の原因と配合されている成分の薬効成分が一致する場合のみ効果があります!食べかすや組織が腐ることで生じる硫化水素や、メチルメルカプタンなどの物質が原因となることがほとんどです。
これらのニオイは芳香剤のような一時的なものでは根本的には解決しません。
原因に対する処置であったり、日常的なケアが必要不可欠です!!
⑤口臭予防のためにはハミガキ粉にどんな成分が入っていると効果があるのか??
・殺菌剤
塩化セチルピリジニウム(CPC)
塩化ベンゼトニウム(BTC)
クロルヘキシジン(CHX)
ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)
チモール
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
トリクロサン(TC)
その他に歯ぐきの炎症を抑える効果のあるものとして
・消炎剤
β―グリチルレチン酸
グリチルリチン酸
ε‐アミノカプロン酸
塩化リゾチーム
サリチル酸メチル
シネオール
・止血剤
トラネキサム酸(TXA)
・血行促進剤
酢酸トコフェロール(ビタミンE)
などがあります。
歯周病、むし歯、食べカスからのニオイ以外にも、入れ歯からのニオイも考えられます。
入れ歯に関しては、ご自身の歯と同様に毎食後のお手入れが必要です。
その他にも、入れ歯専用の洗浄剤を毎日使用することをおすすめします!
舌苔(ぜったい)というベロの上の汚れもニオイの原因になりますので、ブラシでみがいたり、タオルで力を入れすぎずにそっと拭うようにしてください!!
長いことお話をさせていただきましたが、ハミガキ粉の成分に関するお話は今回で終わりになります。
難しい言葉ばかりで、見る気が失せてしまったと思いますが、少しでもみなさまのハミガキ粉選びの役に立てると嬉しいです!