普段の生活の中でやっているかも?! 舌癖(ぜつへき)ってどんなクセ??

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こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『舌癖(ぜつへき)』についてお話していきます。
みなさんは“舌癖”という言葉を聞いたことはありますか??
普段の生活の中で知らず知らずのうちに行ってしまっている癖です。
今回はこの、舌癖というものがどのようなものかをお話していきますね!

目次

舌癖(ぜつへき)について

日常生活の中で、夢中になってテレビを見たり、本を読んだり、スマホをいじっているときに口をぽかーんと開けて上下の歯の間に舌が出ていることはありませんか?
無意識のことなので自覚しにくいですが、食べ物を食べているときなどで物を飲み込むときに舌で歯の裏側をグーっと押すような動きをすることがあります。
このように舌を前に押し出す癖を“舌癖”といいます。
舌癖のある人は、いつも舌が口の中で低い位置や前の方にあって歯を押し続けています。
そして、ものを飲み込む時にさらに強い力で歯を押し増す。
そのうえ、唇やほっぺたの筋肉が弱く、特にいつも口を開けたままにしている人は歯が舌によって前に押される力ばかりがかかります。
わたしたちは無意識下で、1日の中で1000~2000回ほど飲み込む動作(嚥下)をしています。つまり、飲み込むたびに歯が強い力で前に押されます。
そのために、このような癖がある人は出っ歯になりやすいのです。
それだけでなく、歯と歯の間に隙間があいてしまったり、上下の歯がうまくかみ合わなくなったりします。
隙間が空くと発音をするときに空気がもれてしまい、舌ったらずになってしまいやすいのです。
特にサ行、タ行、ナ行、ラ行の発音に影響が出やすいです。

舌癖の原因にはどんなものがあるのでしょう?

そもそも、舌で歯を押す癖は乳児にみられる癖です。通常、成長の過程でこの癖はなくなっていくのですがその癖が残ってしまう場合があります。
これが舌癖の正体です。

その他の原因には次のようなものがあります。

①口を開けて息をする

この原因には鼻の原因(アレルギー性の鼻炎や慢性鼻炎、蓄膿症などで鼻呼吸ができない)
のどの病気(扁桃腺肥大やアデノイドによって気道が狭くなってしまい、口呼吸になる)

②舌の裏側にあるひも状の筋が短い

これが原因で舌の位置が低くなってしまうのです。

③指しゃぶり

前歯に隙間が出来てしまい、舌が出やすくなってしまうため。

④遺伝

顔の形や歯並びによっても舌癖が出やすいことがあります。

今回は“舌癖”についてお話していきました!
舌の位置は上あごにくっついていることが望ましいです。
位置が下がることで発音が悪くなったりと、デメリットがあります。
小さいうちから、口をぽかんと開けないように、また、舌の位置を上あごに付けるように意識することが大切です!
自分のお子さんにこのような癖がある場合は指摘してあげましょう!!

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