こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『ドライソケット』についてお話ししていきます。
みなさんは歯を抜かれたことはありますか?
抜いた後に痛みが引くまでの期間は、その歯の状態や体調、個人差などによっても違ってきます。
一般的には痛みのピークが2~3日できて、1週間ほどである程度落ち着いていきます。
この痛みが長続きしてしまう場合があるのですが、その原因のひとつが『ドライソケット』と呼ばれるものです。
今回はそんなドライソケットについてご紹介していきます!
歯を抜いた後の治癒の流れとは?
歯を抜いた後の回復の過程についてお話しします。
歯を抜くと、歯を抜いたことでできた穴に血がたまります。
血がたまり、徐々に固まりかさぶたを作っていきます。これを血餅(けっぺい)といいます。この血餅が徐々に歯ぐきや顎の骨に置き換わるというのが治癒の流れです。
このかさぶたは皮膚にできるようなかたいものではありません。
お口の中は常にだ液(つば)で満たされており、湿気もあるために“ゼリー状”のぷるぷるのかさぶたができます。
このかさぶたはお口を強くゆすいでしまうことで取れてしまうことがあります。
特に、歯を抜いた当日はお口を強くゆすがないようにしてくださいね!
ドライソケットって何?症状は?
先ほど、歯を抜いた後の治癒の過程をお話ししました。
ドライソケットとは、歯を抜いてできた穴に血餅が上手に作られなかったり、取れてしまった状態になってしまうことで骨がむき出しになってしまうことをいいます。
むき出しになってしまった骨が炎症を起こしてしまいます。
骨が炎症を起こすことで、治癒までに時間がかかってしまったり、強い痛みが出てしまいます。
ドライソケットが原因で痛みが出る場合は歯を抜いた当日よりも、数日してから痛くなることが多いです。
通常、歯を抜いた部分は弱い歯ぐきが覆ってきてくれます。しかし、ドライソケットの場合は骨がむき出しになってしまうので見た目でも違いがあります。穴を触ると、そのまま骨に触れてしまうのです。
今回の歯の豆知識ブログでは、ドライソケットについてお話ししていきました。
かさぶたができなかったり、外れてしまうことが原因で強い痛みや、治癒不全を起こしてしまうものです。
次回も引き続きドライソケットを引き起こしてしまう主な原因や、ドライソケットになってしまった場合の対処方法などについてお話ししていきます!!
歯を抜いた後の不快症状、痛みが気になる場合は遠慮無くご連絡くださいね!