こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)』についてお話ししていきます!
萌出とは“生える”の意味です。
歯が生えることがきっかけで痛みを感じてしまうことがあります。
その原因となる、萌出性歯肉炎について詳しくお話ししていきます。
目次
萌出性歯肉炎ってなに??
萌出性歯肉炎とは、乳歯や永久歯が歯ぐきを突き破り、頭を出すことがきっかけとなって起こる歯ぐきの炎症のことをいいます。
歯は山や谷がありますし、溝もあります。とても複雑な形をしています。
そんな複雑な形の歯が歯ぐきから出てくると、その周りにプラークや食べかすなどがたまってしまいやすくなります。
生えかけの歯に歯ぐきが乗っかる形になるのですが、その間に汚れが入り込んでしまうこともあるのです・・・
一般には痛む、腫れっぽいなどの自覚症状は無いのですが、痛みを伴ってしまうこともあります。
歯がどんどん出てくることで次第に痛みや腫れが治まってくることが多いです。
イラストにあるように、奥歯のまわりの歯ぐきが炎症を起こしていることが多いように感じます。
萌出性歯肉炎の対処方法とは??
では、実際に歯が生えるタイミングで萌出性歯肉炎になってしまった場合はどうすれば良いのでしょう?
①汚れをできる限り除去する。
歯ぐきを清潔に保ってあげることで炎症が起こりにくくなります。
歯に歯ぐきが乗っかっていますし、歯の高さも他の歯と比べると低いために磨きにくい状態になります。
丁寧に汚れを取ってあげることで、炎症を起こりにくくしましょう。
②歯がしっかりと頭を出すまで様子を見る。
炎症の程度が弱い場合は無理に処置をせずに様子を見ていくことが多いです。
痛みがあり、必要な場合は痛み止めなども服用していただく場合もあります。
③かぶってしまっている歯ぐきの部分を取ってしまう。
滅多にありませんが、痛みが強かったり、炎症を繰り返してしまうような場合には歯に被さってしまっている歯ぐきを切り取ることもあります。
強制的に行うことは無く、基本は様子をみて歯が出てくることで自然に炎症が無くなるのを待っていきます。
今回の歯の豆知識ブログでは“萌出性歯肉炎”についてお話ししていきました。
突然痛みが出ると不安になりますよね・・・
虫歯が原因の痛みなのか、その他からきているものなのかの判断が無地香椎と思います。
もし、お困りのことがありましたら一度ご相談くださいね。