こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『小帯(しょうたい)』についてお話ししていきます。
みなさんは“小帯”という言葉を聞いたことはありますか?
くちびるや舌をペロンとめくった時にある筋状の部分のことを言います。
これはみなさんあるものにはなりますが、その位置関係や筋のかたさなどが個人個人で異なります。
場合によっては生活をする上で日常生活に支障をきたす可能性があります。
では、どのような問題があるのかをお話ししていきます。
目次
小帯(しょうたい)はどこにあるの??
小帯と呼ばれる筋状の粘膜はくちびる、ほっぺた、舌の周りにあります。
それぞれ口唇小帯(こうしんしょうたい)、頬小帯(きょうしょうたい)、舌小帯(ぜつしょうたい)といいます。
小帯の位置などの異常で起こることとは??
小帯の位置やかたさ、太さなどによってさまざまな異常が出てきます。
①口唇小帯が関係すること
上唇の部分にあるものを上唇小帯(じょうしんしょうたい)といいます。
6歳前後のお子さんで、上唇小帯が上の前歯のあたりまで伸びてしまっていると歯並びに悪影響を及ばします。
前歯と前歯の間に入り込むように筋張ってしまっていると、乳歯から永久歯に生え代わっても前歯の隙間がなくならずすきっ歯 になってしまう可能性があります。
成長の過程で小帯の位置が少しずつ変化することもありますので、小さなおこさんは様子を見て構いません。
ただし、前歯の歯の生え代わりのタイミングで小帯が歯並びに影響すると考えられる場合は、この筋を切ってしまった方が良いかもしれません。
②頬小帯が関係すること
まれではありますが、入れ歯を作る際にこの筋が邪魔してしまい外れやすい入れ歯になることがあります。
そのような場合は、必要に応じて筋を切ることがあります。
③舌小帯が関係すること
最後に舌小帯が関係することです。
こちらは比較的小さなおこさんにも関係することがあります。
舌の下側についている筋なのですが、この筋が短すぎてしまうと突っ張ってしまい舌を前に伸ばすことができなくなってしまいます。
舌を前に伸ばしたときに、ハート型になってしまう場合はこれを疑ってください。
これによって起こる異常には、赤ちゃんがおっぱいを上手に飲めない可能性が出てくるというものです。
また、舌が上手に動かせないために滑舌が悪くなり舌っ足らずになってしまう可能性があります。
こちらも、異常がある場合には筋を切る必要があります。
発音に関しては、筋を切るだけでは解決しない可能性もあります。舌を動かせるように舌の筋トレをすることも必要な場合もあります。
まとめ
今回の歯の豆知識ブログでは“小帯の異常によるさまざまな悪影響”についてお話ししていきました!
気になる点がございましたら一度ご相談ください!