こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『乳歯の特徴』についてお話ししていきます。
みなさんは考えたこともないかもしれませんが、乳歯は永久歯と全く同じものではありません。
歯の形や歯の質など、微妙に違っているのです。
その違いについて今回はお話ししていきます。
目次
乳歯の特徴とは??
①色の違い
乳歯と永久歯は歯の色が違います。
歯が生え代わり、乳歯と永久歯が並んでいるのを見て「あれ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
乳歯は永久歯に比べて白いです。永久歯は乳歯と比べると白というよりは黄色っぽい色をしています。
②歯の形の違い
乳歯は永久歯と比べ歯ぐきよりも上に出ている歯の頭の部分が短いです。
逆に歯の根っこに関しては永久歯と比べても比率的には長く、大きく広がった形をしています。
③歯の神経の大きさの違い
乳歯は歯の神経のお部屋が永久歯と比べて大きいです。
この特徴はとても重要で、これが何を意味するかと言いますと・・・『小さな虫歯でも神経に達しやすい』ということを意味します。
比較的小さな虫歯でも歯の神経の治療が必要になってしまうリスクがあるのです。
生え代わり、抜けてしまう歯ではありますがとても大切な歯です。
しっかりとみがいてあげることで、きれいに保つ必要があります。
④エナメル質という歯の頭の部分の厚みが違う
こちらも重要な特徴です。
乳歯は永久歯と比べても、エナメル質の厚みが1/2とかなり薄いのです。エナメル質は骨よりも硬い虫歯から歯の神経を守る部分です。この部分が薄いということは、その分リスクが高いということですね。
まとめ
今回の歯の豆知識ブログでは、乳歯の特徴についてお話ししていきました。
乳歯は抜けてしまうものだから虫歯になっても関係ない・・・というわけではありません。
乳歯が虫歯になっていると、永久歯でも虫歯になるリスクが高いと言われています。
ですので、乳歯もしっかりと虫歯から守ってあげましょう!!
毎日の歯ブラシに加えて、歯医者での定期検診は歯を守る上でとても効果的ですよ!!