こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『歯をぶつけてしまった時の治療』についてお話ししていきます。
今回の内容はおこさんに多いことではないでしょうか?
「友達とかけっこをしていてぶつかった」「転んでしまって歯をぶつけた」などが多いように感じます。
歯をぶつけてしまった際に我々が確認したいことや、どのような場合があるかなどをお話ししていきます。
目次
歯をぶつけたときに歯医者で確認することとは?
歯をぶつけてしまった際に確認していきたい内容についてです。
①歯が割れたり、欠けてしまっていないかどうか?
②歯が揺れているかどうか?
③歯の位置が変わってしまっていないかどうか?(抜けていないか?)
④歯の神経が生きているかどうか?
⑤あごの骨が折れていないかどうか?
以上のようなことを確認していきます。
それぞれの対応とは??
ぶつけた方の年齢にもよってできることは変わってきますが・・・
基本的には確認のためにまずはレントゲン写真で歯の状態を確認していきます。
レントゲン写真で、歯が割れてしまっていないかなどを確認します。
①歯が割れたり、欠けてしまっている場合
割れ方にもよりますが、小さく欠けている場合はなだらかに削るか、つめ物を詰めておしまいのことが多いです。
大きく割れてしまっている場合、最悪の場合歯を抜く必要があります。
神経がむき出しになってしまっていたり、神経が炎症を起こしてしまっている場合には歯の神経の治療が必要になってくることもあります。
②歯が揺れてしまっている場合
強い力が歯に加わると、一時的に歯がぐらぐらします。
揺れ具合にもよりますが、そのまま様子を見る場合や、周りの歯と固定して落ち着くまでしばらく様子を場合があります。
③歯の位置が変わってしまっている場合(歯が抜けてしまっている場合)
ぶつけてからの期間や、抜けてしまった歯の保存状態などにも左右されますが、位置を戻せる場合は歯の位置を戻した上で周りの歯と固定してしばらく様子を見ます。
抜けてしまった場合は、保存状態によっては歯を元の位置に戻していきます。
抜けてしまった場合は保存液または、牛乳などに浸けてできるだけ早く歯医者にいらしてください。
④歯の神経が生きているかどうかの確認
歯を強くぶつけてしまった場合に、衝撃によって歯の神経が生活力をなくしてしまう場合があります(神経が死んでしまう)。
この判断が難しいのですが、ぶつけた直後~1ヶ月程度は判断がつきにくいことがあります。
歯をぶつけてしまった場合はしばらくの間チェックし続ける必要があります。
その際にチェックするポイントとしては、
(1)歯の色がグレーっぽく変色してきたか?
(2)何もしなくても歯が痛むようになってきたか?
(3)ぶつけた歯の周りの歯ぐきがニキビのような白っぽい膿の袋ができていないか?
をチェックしてください。
何か一つでも当てはまるものがありましたら、一度ご相談ください。
あごの骨が折れてしまっている場合
骨が折れてしまっていると、口腔外科での診療が必要になります。
まとめ
今回の歯の豆知識ブログでは、歯をぶつけてしまった場合の対応や、どのようなことが起こるのか?をお話ししていきました。
少しでも参考になれば幸いです。
歯をぶつけるのはお子さんだけではありません。大人の方も歯をぶつけた等、何かお困りのことがございましたら一度当院へいらしてくださいね。