こんにちは!!江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『糖尿病と歯周病の関係について』2回に分けてお話していきます。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、糖尿病と歯周病は以外にも関係があります。
どのような影響があるのか?などをお話していきます!!
今回は糖尿病について詳しくお話していきます!
目次
そもそも糖尿病ってなんだろう??
糖尿病とは、体で作られる“インスリン”がうまく働かず、血液中のブドウ糖が増えすぎてしまう病気です。
この糖尿病には1型と2型の2つのタイプがあります。
①1型糖尿病
すい臓のインスリンを作り出す細胞がうまく機能せず、インスリンの分泌ができない病気です。
こちらは、小児や若年者に多く発症します。原因としては遺伝的なものやウイルスも発症に関係していると言われています。
2型糖尿病
すい臓でのインスリン分泌量が少なくなったり、インスリンがうまくはたらかなくなることで起こるタイプです。
こちらは、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣や加齢が大きく関係するものです。肥満やストレスも関係しています。
こちらのタイプの糖尿病が日本人の糖尿病の大部分を占めます。
糖尿病になることで起こる合併症とは?
糖尿病になることで起こる3大合併症があります。
それは・・・
①糖尿病性網膜症
②糖尿病性腎症
③糖尿病性神経障害
の3つです。
①の糖尿病性網膜症とは
糖尿病が原因で目の網膜がダメージを受けてしまい、視力が低下する病気です。これは、成人の失明の最大の原因です。
②の糖尿病性腎症とは
慢性的に腎臓の機能が落ちてくることで、体の余分な水分や老廃物をうまく尿として体の外へ排泄する機能が弱まる病気です。
これによって、体がむくみやすくなったりします。
進行が進むと人工透析が必要になります。
③の糖尿病性神経障害とは
高血糖状態が長期に及ぶことで全身の神経が傷ついてしまう病気です。
これにより、手足などの末梢のしびれの原因になります。
糖尿病になることで以上のような3大合併症を併発しやすくなります。
それ以外にも、感染症にかかりやすくなったり、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞といった大きな病気にもかかりやすくなってしまいます。
まとめ
今回は糖尿病について詳しくお話していきました。
知れば知るほど恐ろしくなりますね・・・
今回お話した内容は、糖尿病と全身的な関係がメインでした。
次回は糖尿病と歯周病との関係をお話していきますね!