こんにちは!!愛知県江南市の寺沢歯科医院です!!
今回の歯の豆知識ブログの内容は『ドライマウスの対処方法』についてお話ししていきます。
今回は前回の歯の豆知識ブログの続きになります。
簡単におさらいですが、ドライマウスとはお口の中のだ液(つば)の量が減ってしまうことを指します。
だ液が減ってしまうことで、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、ベロ(舌)に傷がつきやすくなったり、お口の臭いが気になったりとさまざまな症状をともないます。
では、ドライマウスはどのようにして対処していけば良いのでしょうか??
目次
ドライマウスの対処方法とは??
①こまめに水分補給をしましょう。
体のほとんどが水分でできています。水分が不足していてはだ液が減るのは当然です。
こまめに水分補給することを心がけるようにしましょう!
②食事のときにはよく噛んでから飲み込むようにする。
よく噛むことでだ液を作る“だ液腺”という部分が刺激されてだ液が分泌される量が増えます。近年では軟食化が進んでおり、あまり噛まなくても飲み込めてしまいます。これではだ液がほとんど作られません・・・
一口あたり30回を目安に、よく噛んで食べることを意識してみましょう。
③ガムを噛む
先ほどのお話と同じですが、ガムを噛むことで刺激されてだ液が出やすくなります。
④鼻呼吸をするように意識する。
口呼吸をすることでお口の中は乾燥しやすくなります。
鼻で呼吸することは、お口の乾燥を防ぐだけでなく、免疫力を高める上でもとても大切になります。鼻炎などの関係で鼻呼吸ができない方は、耳鼻科の先生に相談してみてくださいね。
⑤ストレスをため込まないようにしましょう。
ストレスが過度にかかってしまうと、緊張状態になります。人は緊張状態にあると、交感神経が働きます。交感神経が働くと、だ液の量が減ってしまうのです。
なかなか難しいことですが、1日の中で少しでもリラックスできるような時間がつくれると良いでしょう。
⑥だ液腺マッサージ
だ液腺とはだ液を作る部分になります。
だ液腺は耳の斜め前あたりやベロの下、あごの下にあります。明確にはその他にもあるのですが、この3カ所がメインどころです。
このだ液腺を顔の外からかる~くマッサージすることで、だ液が作られやすくなります。
この他にも、歯並びの影響でお口が閉じにくい場合は歯の矯正が効果的であったり、お薬の副作用でお口が乾きやすくなってしまっている場合は副作用の少ないお薬に変更するなどの対処方法が考えられます。
今回の歯の豆知識ブログでは、前回に引き続きドライマウスについてお話ししてきました。
昨今では、新型コロナウイルスの影響でストレスを抱えていらっしゃる方が多いと思います。そんな中でも、リラックスできるようにご自身にあったストレスをため込まない方法を見つけていくことはとても重要だと感じています。